数日前にもこのブログに書きましたが、来年度の予算編成に向けていくつかの重要論点がありますが、そのひとつは間違いなく、基礎年金の国庫負担割合を現行の1/2のレベルに維持していくための財源をどう確保していくかということです。
これまでは税外収入などの臨時特別な歳入でまかなってきましたが、基本は税収などの安定財源で賄うこと。
多くの国民の皆さんは将来においては消費税を含む税制の抜本改革が必要と思っていると、いろいろな世論調査では出てきていますが、それがすぐ目の前で実現するわけではありません。そんな中で、23年度予算においては、どう財源調達するか。
政府の折衝においては、財源が見つからない場合には、1/2ではなく、以前の36.5%にまで引き下げることも検討されているという報道ですが、これ以外にも、いろいろな案を考えていかなければなりません。
この点は、来年3月末に予算案を国会で議決する際に、予算関連法案も含めてどのようにして野党の皆さんの支持も得ていくかという点と密接にからみます。
極めて戦略的な考慮が必要になります。今の私の仕事上の関心は、この一点です。