社会保障と税の抜本改革について。昨日の党の意見集約を経て、今日は、党としての考え方を盛り込めるよう、政府との折衝の日でした。
今日朝一番、政府の政務三役から届いた答えは、「ゼロ回答」。「それでは、4大臣会合(玄葉国家戦略大臣・政策調査会長、仙谷官房副長官・調査会長、野田財務大臣、与謝野社会保障担当大臣)は開催できませんね」と突き返して待つこと半日。
昼過ぎにさる筋を通して、「政府としても柔軟に議論する余地あり」とのメッセージが届けられました。これを踏まえて、午後2時半、岡田幹事長、輿石参議院会長などを含めた、党首脳会議において、党としての主張方針が固まりました。
その後午後3時、玄葉大臣、仙谷副長官らと「作戦会議」を開催して、午後4時の「4大臣会合」の開催を決定。
午後4時の「4大臣会合」においては、各大臣からかなり激しい議論の応酬がありましたが、最終的には、今回まとまった「社会保障と税の一体改革成案」の中で、受け止められる内容で合意。
しかしその時は、午後5時に予定されていた政府与党社会保障改革検討本部の開催まで残り20分。大慌てで政府の方で、合意した内容に沿ってペーパーを用意した上で、若干時間遅れながら本部を開催。その場で「成案」をまとめることができしました。
昨日の党の意見集約も、のるかそるかの「賭け」みたいな中でのとりまとめでしたが、今日の大臣間の折衝も、私としてはできるだけ事前に議論の筋書きを整えたうえで臨んだ会合ではありましたが、実際は筋書きのないドラマみたいなもの。
緊迫した大臣間の折衝を受けて、今日の最終とりまとめにこぎつけました。
党の各議員との間、また、政府との間での厳しい折衝の上での難産でしたが、私は難産であったがゆえに、まとまった結果については党としてまとまって行動していけると思います。
今回がひとつのゴールであり、またひとつの始まりでもあります。