菅総理が記者会見を行い、脱原発依存の考え方を明らかにしました。
長期的に、原発に頼る現在のエネルギー供給構造を変えていこうという考え方自体は、私も共有できるものです。
しかし、菅総理はすでに、近く退陣することを明らかにしている立場。そのような立場で、このような長期的な課題についての方針を示すことは、私にはどうもしっくりきません。
退陣を明らかにした菅総理のもとで、中長期的な政策課題を議論することが困難になってきている現状があります。
この現状を鑑みると、今、菅総理としてもっとも尽力すべきことは、彼自身が示した「一定のメド」=特例公債法案、第二次補正予算案、再生利用可能エネルギー促進法案の成立を確保すること。菅総理が自らのおかれた立場をよく理解すれば、これに尽きます。



