放射能に汚染された稲わらを食べた牛の肉から、基準値を超えたセシウムが検出されたという事例が東日本で大きく広がり、肉牛の市場全体に大きな影響を与えています。
ある農家から稲わらをまとめて出荷し、それを酪農農家において牛のえさとして購入するというのは、地元で農業に接している感じからすると、極めて一般的なこと。農水省において、なぜこの点において、早い段階から十分な注意措置がとれなかったのかと、悔やまれます。
この問題の広がりを受けて、一刻も早い対応が必要です。そのためには、まずは市場の不安心理を完全に取り除くこと。全頭検査が求められるのもこのためです。さらには、汚染された牛肉の政府買い取りも、早急に断行していく必要があります。
私の経験からすると、このような場面においては行政の対応は後手に回ることがあります。このような場合こそ政治の役割が重要です。政治が主導して迅速な対応の道筋を作り出していかなければなりません。