近年の歴代政権の頭を悩まし続けてきたもの。それは「内閣支持率」。
野田新内閣発足直後ではありますが、もうメディアでは、新内閣の支持率の調査が行われ始めています。
その結果、今のところは比較的高い支持率を受けているようであり、それはそれで有難いのですが、大きく跳ね上がった後に、短期間のうちに低下していくという動きを繰り返してきたのが近年の内閣支持率の常でしたから、今般上がっていることも、それだけでは手放しで喜ぶわけにはいきません。
何せ、野田新内閣として今のところ行ったのは、組閣のみ。すなわち今の内閣支持率というのは、仕事の実績に基づくものではなく、「期待込み」内閣支持率みたいなもの。
望まれる状況は、ひとつひとつ着実に仕事をすることで、支持率が極端に高くはなくてもよいけれど、著しく低下しないで維持されるような内閣のあり方ではないかと思います。



