この週末、地元の戻った際に、農業関係の方々はもとより多くの方々から、「TPPについては結局どうなるとね?」という質問を多数受けました。
つまり、野田総理の述べた「TPP交渉参加に向けて、関係各国との協議に入る」ということが何を意味することなのかが、わかりにくいという質問ではなかったかと思います。
また、このような質問が出てくる背景には、TPPそのものに加え、TPPへの交渉参加プロセス自体についても、国民の皆さんに提供されている情報が少ないということがあるのではないかと思いました。
すなわち、TPPに交渉参加するためには、現在の交渉参加国9カ国全部の「了承」が必要になりますから、その意味で、日本が仮にそう希望したとしてもTPPに交渉参加できるまでには時間がかかります。
このようなことも含め、今の時点は「交渉参加に向けて各国と協議」というところに、結論的にはなっているわけです。
このようなTPPの手続き面での詳細についても、週明けの国会などでは突っ込んで質問されるのではないかと思います。内閣で一致して、ブレなく正確に応えられるよう、しっかりと準備しなければなりません。