八ツ場ダムの事業継続のニュースが飛び込んできた時、「民主党は『コンクリートから人へ』というマニフェストの精神を変えたのか?」と言われました。
私は、この精神は強く生きていると言い切りたいと思います。
今回、「身を切る」行政改革を断行していくということで、岡田副総理のもとで独立行政法人の改革や特別会計の改革を決定・発表しました。
その中で、例えば「社会資本整備事業特別会計」については廃止する、ということを決定しました。
「社会資本整備事業特別会計」というのは、いわば公共事業の大本の特別会計です。以前は道路整備特別会計、港湾整備特別会計、空港整備特別会計、治水特別会計など、多くの公共事業関係特別会計が存在していたものをひとつに統合していたものですが、これを廃止して、一般会計化することを決定したわけです。
私は、これはかつての政治の中においてなら、ありえなかったような困難な決定だったであろうと思います。それを私たちはきっちり決定しました。
あまりに「さっと」決めたので、かえって注目されなかったという面すらあるのではないかと思います。このような点も、しっかり世論に向けて説明していかなければなりません。