社会保障と税一体改革の法案化に向けた党における議論が紛糾し、ずいぶん長い時間がかかっている・・・・といったことが報道などで言われています。
しかし、私はこのプロセスは、社会保障と税一体改革という大変重い課題の法案化の議論を丁寧に議論していくためのものとして、必要なものと思っています。長年先送りを重ねられてきた課題であり、本当に大きな課題です。
一方、同時に、であるからこそ、党内でも長い時間をかけ段階を追って、熟議を重ねてきたものでもあります。一昨年9月頃から議論をはじめ、同12月には中間とりまとめを出しました。それを受けてさらに議論を進め、昨年6月にいわゆる「成案」を作りました。さらにそれを具体化する形で昨年末にかけて議論を行って「素案」をとりまとめました。
こういった順を追って少しずつ深め、具体化してきた流れの上に、今回の法案化作業はあります。ですから、いずれかの段階ではきちんと法案を決定し、さらに次のステップである、国会審議に向けての手順を進めていかなければなりません。
党内の議論を終えてから、最終的に合意を得た法案内容の法制面での最終チェックや、資料の印刷作業に数日を要します。それらを考えると「年度内の閣議決定、国会提出」に向けてもう残された時間はわずかしかありません。
そういう意味で、明日本当の大詰めを迎えます。