先週金曜日、総理を中心として、デフレ脱却のための新しい閣僚レベルでの会議体を発足させました。
10年以上にわたって、脱却しきっていない日本経済の大きな重し、「デフレ」。日本銀行とも十分協調しながら、政府としても最大限の取り組みを今こそ行なっていかなければならないという、総理を含めた強い思いで立ち上がりました。
10年以上にわたるデフレの定着という現実を考えたとき、今の日本にはデフレになりやすい、経済・社会の体質があるのではないかということを思わざるをえません。
その点にしっかり問題意識を集中して、経済・社会の構造自体を変革していかなければなりません。
そのためには、単なる財政・金融面の政策にとどまらず、規制、制度の面についても大鉈をふるっていかなければならないし、むしろその面がより重要とも思えます。
規制・制度の改革は、それによって恩恵を受けるセクターもあれば、その逆のセクターもあります。常に両面があって、「総論賛成、各論反対」になりがちです。
これをいかに乗り越えていくか。舵取り役をまかされた、古川大臣のもとでの私たちの仕事振りが問われます。