秋の国会では、私が担当している農林水産委員会においては「農地中間管理機構」設立についての法案が上がってくる見込み。
前国会においてこの機構の内容について質疑を行うと、「これから検討します」という答えしか返ってきませんでした。
最近の報道等を見ると、この機構に関する検討もそれなりに進んでいるようです。しかしその報道内容を見ても、私は今だにこの機構のどこが、これまでの仕組みと比べて新しく効果を生むものなのかがよくわかりません。
農地集積については、これまでも国が一定の財政支援を行う仕組み、そしてそこに地域が関与していく仕組みがありました。それとどこが違ってくるのか。どこが違うから、これまで耕作放棄地となってしまっていた土地が今後は活用されていくようになるのか、その主体は誰なのか、などなど、明らかにしなければならない論点はたくさんあります。
それにしても、この議論を行うためにも、10月15日国会開会というのは、いかにも遅すぎると感じます。