みずほ銀行が反社会的勢力への融資を放置していた問題は、私にはどうも解せません。
私は役人として銀行監督を担当し、また政務官としても金融庁を担当しましたが、反社会的勢力への融資が絶対にあってはならないことは、これは金融界においては「常識以前」とも言えるようなものです。
それを報告を受けていたとされる当時の副頭取が、報告を受けながらもそれを放置するなんてことはあるんだろうか?もしそれが許される状況であったとしたら、銀行内の「常識感」は一体どういったものだったのか。
金融の世界に身を置いた者の感覚として、解せません。