26年度予算案は、今日衆議院予算委員会で強行採決。その後衆議院本会議に上程され可決されました。
消費税引き上げ後の景気、賃金・雇用の見通し、社会保障の在り方、集団的自衛権などなど、たくさんの論点が残っている中での強行採決は大変残念です。
今日までのところ、予算委員会の審議時間は70時間たらず。現在のような審議の在り方となった平成12年度予算以降、70時間を下回る審議時間であったことはたった2例しかありません。
しかも、今回は消費税引き上げが目の前に迫り、また集団的自衛権についての憲法解釈変更が行われるのか、という歴史的タイミングを目の前にしている中での予算委員会ですから、通常にも増してしっかり審議をして、国政上の重要事項を国民の皆さんの前に明らかにしていくのが当然。
私も今日質疑に立ち、年金問題などを取り上げました。年金問題などは、いわゆる年金不安を払しょくしていくために、急ぎ議論を深めていかなければならない最重要論点です。ですが、私自身、質疑の時間も足りず、大変消化不良でした。
まさに安倍政権の「数の力」を背景とした力づくの政権運営は、本当に問題です。このまま色々な課題が、十分な議論なきままに決められていくのではないかという危惧をいだきます。