チュニジアで突如発生したテロ襲撃事件。3人の日本人を含む多くの命が奪われる悲惨な結果となりました。
テロの非道さに強い憤りを覚えると同時に、海外において、日本人がこういった危機的状況に遭遇しかねない現実を直視しなければなりません。
政府は、海外における各国各地の情勢に応じて渡航情報を出しています。しかしそれで全ての状況を予見しうるものではありません。実際に、私が大使館勤務を行ったインドネシアでもテロによる爆弾事件が発生しましたが、渡航情報で全てを伝えきれていたかというと、そうではなかったと思います。
予期せぬ形で襲ってくるテロの脅威。対応が難しいものがあります。それを思うと、そもそもテロの根絶に向けての国際社会をあげての取り組みがいかに大事かを痛感します。