今国会初めての党首討論が行われました。毎月開催しようという国会改革の結論があるのですから本来はもっと早くに行われているべきものでしたが……
我が党からは岡田代表が質疑に立ちました。主な論点は集団的自衛権と安全保障法制。
岡田代表からは、安倍総理が「戦後初の大改革」と言う今回の法律案について、これによって自衛隊にかかる新たなリスクや、あるいは外国の地において自衛隊が戦火を交えることになる可能性などについて、リスクがあるのであればそれも含めて国民の皆さんに率直に説明した上で、議論を行うような丁寧な説明が必要であるということを訴えました。
しかし、これに対する安倍総理からの答弁は、質問そのものに対して真正面から答えるのではなく、ポイントを外して自ら語りたいことだけを、しかも冗長に語るというもの。党首討論の質問時間をそのような答弁でできる限りつぶしたいという意図が透けて見えました。
その意味で、議論が深まったという感じがしなかった今日の党首討論。残念でした。
安倍総理は今回の安保法制について、国会論戦を通じて国民に分かりやすく説明する、と言っています。であれば、国会の答弁でも、自らが話したいことを一方的に話すのではなく、問いに率直に答える態度が必要ではないかと思います。
もうすぐ法案の審議は始まることになるでしょう。実りある議論になって欲しいと思いますし、私たちも頑張りたいと思います。