衆議院予算委員会で、熊本地震への対応のための補正予算案の審議が行われました。
熊本地震の現状の厳しさを踏まえ、私たち野党も賛成して、補正予算案は今日衆議院通過、参議院へ送付されました。
賛成しましたが、一点気になるのは、7780億円の総額のうち、7000億円が「予備費」であるという事実。
東日本大震災の第一次補正予算の際には、私たち民主党は、予備費は抑えて、できるだけ具体的な事業の項目で補正予算案を作りました。それでもその後、復興に関係の薄い事業が含まれているのではないかという問題の指摘を受けました。
今回は上記のように、補正予算案総額の太宗が予備費です。予備費というのは、国会による事前のチェックは効きません。役所が自由に使えるようになります。地震対応とは異なる分野への支出とならないような厳しいチェックが必要です。
今後も、国会としても目を光らせていかなければなりません。