今日は午前中、国の特別会計の見直しについて、農水省の方々から、同省所管の特別会計の現状等についてヒアリング。午後は引き続いて、厚生労働省の方々からヒアリング。
その後、何名かの方々と面会を行ったあと、夕刻、東京から佐賀へ飛行機でもどりました。
特別会計の見直しについては、民主党としてのしっかりとした考え方をまとめていくつもりです。
国の全体的なお財布の役割を果たすのは、一般会計。そのほかに、特別な事業を行うなどの目的のために作られた特別会計が31も存在します。
一般的に「国の予算は年間約80兆円」といわれますが、それは一般会計に限ったこと。特別会計も含めれば、政府全体の予算は240兆円にものぼります。なんと、一般会計の3倍!
しかもこの特別会計については、財務省もしっかりとした査定ができておらず(私も、財務省主計局勤務時代、特別会計を担当していましたのですが・・・)、また国会での予算の審議においても、特別会計についてはほとんど議論されません。
したがって、特別会計から支出された予算においては、えっ!と思われるようなむだづがいの例がたくさん見られます。皆さんの大切な年金のおカネが、例えば、まったく利用されない宿泊施設の建設で浪費されていた、といった報道がなされていたのをおぼえていらっしゃる方も多いと思います。
でも、各省からのヒアリングを聞いていても、特別会計というのは仕組みが複雑で、なかなか切り込むのが難しいんですよね。財務省出身の私でさえ、難儀します。
来週も、他の省庁の特別会計ヒアリングは続きます。どこまで切り込めるか、頑張ります。
コメント
コメント一覧 (2件)
弱いところ,反論しないところからどんどん財政改革の名の下で痛めつけられているような気がしてなりません。小泉自民党は誰のためのもの?
国民不在の政治にがっかりです。民主党に心から期待しています。
コメントありがとうございます。まさにおっしゃるとおり、民主政治というのはある意味問題を抱えていて、幅広くはあるけれど、うまく組織化されない、多くの市民の不満の声に対しては、大変冷たいものとなることがあります。そうならないように、まさに民主党としてそのような声に応えるために、しっかり頑張りたいと思います。