今日も一日、衆議院予算委員会で審議。そして午後3時からは1時間、私の質問・・・のはずだったのですが、今日の予算委員会は、午前中の自民党議員の質問をきっかけに、午後の審議は行われませんでした。
午前中に、ある自民党議員が質問に立ちました。この人は予算委員会の人ではなく、今日だけ「差し替え」でわざわざ登場した人。みずから「幹事長室の者として」と自分を紹介して質問を始めました。
質問内容は・・・質問というよりも、延々と演説。それは民主党議員の最近の不祥事を並べたて、批判するというものでした。
これに我々はフェアでないと強く抗議し、その結果、午後の審議は流れたわけです。
民主党議員の最近の不祥事が続いていること、これについては紛れもない事実であり、その責任は逃れようがありません。私としても、同じ党の人間でこれだけ不祥事が続くということは大変悲しく思います。
しかし、政治家の不祥事が問題だ、政治家の質が問題だとして、国会で議論するのであれば、民主党だけではなく、すべての党を含めた政治家の不祥事のあり方を踏まえて、「反省すべきではないか」と議論していくことが、本当に適切な議論のあり方ではないでしょうか。
おそらく、今日の質問の意図は民主党の不祥事を強調することにあったと思いますが、アンフェアなやり方だと感じざるを得ませんでした。
繰り返しますが、私は我が党の政治家の不祥事が続いていること、この責任は党として真正面から受けなければならないと思っています。これは政党、全政治家に課された責任です。
政治家の質を議論することももちろん大変重要です。ですからそのような議論が国会で行われることはむしろ大変望ましいと思います。しかしフェアな形でそれを行って欲しかった。
フェアな議論、それはまさに「政治の質」というものではないでしょうか。
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