今日は、朝、事務所関係の打ち合わせを行ったあと、白石町のふくどみマイランドで開催されていた、「桜まつり」に参加して、町の皆さんにご挨拶をさせていただきました。(写真)
その後、午後は、鹿島市の浜地区で開催されていた、「肥前浜宿 花と咲け(酒)まつり」を見に行って、古くからの蔵がたくさんならぶ情緒あふれる浜宿を皆さんと一緒に散策。この地区は、皆さんのご努力で古い蔵をなんとか守ろうと頑張っていらっしゃいます。大変風情のある町並みです。
夕刻は、白石町で挨拶回り。その後夜にかけて再度事務所関係の打ち合わせ。
ところで、昨晩に事前予報が入っていたのですが、今日佐賀県知事は、九州電力玄海発電所でのプルサーマル計画に事前了解を出しました。地元の玄海町が受け入れの考えを示していたこと、国からも安全確保についての取り組みが表明されたことなどを踏まえたものとの説明です。
確かに、中国や、インドをはじめとした途上国における電力需要が急速に高まる中、世界全体での安定的な電力供給、資源利用などを踏まえた上で、国として責任のあるエネルギー政策を考えていく必要があることは異論のないことです。その中で、原子力政策についても真剣に考えていかなければならいこともよくわかります。また、将来的には持続可能なエネルギー開発という観点からプルサーマルなどのリサイクルシステムを真剣に考えなければならないということも理解できます。
ただ、その上でも、今回の事前了解については、県民全体が本当にプルサーマル計画に納得していたのか、という点については疑問なしとはしません。
国のエネルギー政策の根幹に触れる問題であり、また極めて長い期間にわたって国民や将来の子どもたちの身体・生命の安全にかかわる問題であることからも、もう少し慎重な議論があったほうがよかったのではないかという思いがあります。
国の政策を担うものとして、安定的なエネルギー供給については責任を負わなければなりません。しかし同時にエネルギー供給は安全に行わなければなりません。そのはざまで、今回の問題は非常に厳しい問題を提起しています。
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