今日は、午前中、行政改革特別委員会の審議を行ったあと、午後3時より、民主党の新しい代表を選ぶために、両議院議員総会が開催されました。
衆参両院に所属の民主党議員、今日参加した191人の投票により、小沢一郎さんが新代表として選出されました。(写真)
今回は、私もそうでしたが、菅・小沢両候補の演説をしっかり聞いてから、どちらに投票するか判断したいと考えた議員は多かったと思います。
菅さんの演説も相変わらず力が入っていてよかったのですが、小沢さんの演説も非常によかった。特に、演説の最後の部分で、「私も変わらなければならない」「政権交代のために政治生命を賭けて」といった言葉とともに、熱い決意を述べられて、口を真一文字にした真剣な表情を見せられたときには、その覚悟の大きさが強く伝わってきました。
私は党の中では、特定のグループに所属してはいません。そのような立場から、今回の代表選に向けては、どちらの候補が党再生のために本当に望ましいのかと、大変悩みました。したがって、最後の演説までしっかり聞いてから判断しようと思っていたわけです。
結果として私は小沢さんに投票しました。私の基本的な評価としては、小沢さんも菅さんも、能力、経験、人格といった観点からは、甲乙つけがたく、どちらが代表になられても立派な仕事はされるだろうと思っていました。
その上で、今日の演説を聞いて、小沢さんの「政治生命を賭ける」といった、非常な決意を目の当たりにしたことで小沢さんへの投票を決めました。
確かに両候補とも本当に甲乙つけがたかった。しかし、党の状況は今、どん底まで来ています。強大な与党に対して対抗していくはずの野党第一党の民主党が、国民の皆さんの信頼を失ってしまっているという、危機的な状況です。それは党として危機的であるのみならず、日本の民主主義自体にとっても危機的な状況であって、国民の皆さんに対して、民主党は大変申し訳ない状況にあると言わざるをえません。
そのような深刻な状況下において、私自身、これまで代表職をつとめたことがない小沢さんの「未知の可能性」に賭けてみようと思ったのです。
確かに小沢さんには「壊し屋」などという異名もあるように、組織を引っ張っていく上で心配な要素もあるのかもしれません。そのようなリスクはあるのかもしれないけれど、今のどん底の状況から這い上がり、今一度政権交代が可能なところまで登っていくには、あえてそのリスクをとって、小沢さんの経験や能力に託すべきではないかと思ったわけです。
小沢さんは今日、「政権交代のその一点を目指して」と述べました。政権交代のためには、なりふり構わないという厳しい態度がそこにはうかがえます。その厳しさをリスクとしてとらえる向きもありますが、私はその厳しさはむしろ今の民主党に必要なものではないかと思います。
私自身も、どのような厳しい状況になろうと歯を食いしばって、政権交代のために頑張ろうと、改めて思います。とにかく政権交代を果たせる状況になることが、国民の皆さんに対して我々民主党ができる、唯一無二、そして最大、最重要の貢献です。
私にとって、この一週間、心を決めるのが大変難しい状況であったことから、両陣営の先輩方から投票直前までたくさんの働きかけ、声がけをいただきました。
またマスコミの方々からも、たくさんの問い合わせを受けました。NHK「クローズアップ現代」(4月10日(月)19:30放映予定)取材班の皆さんや、今日は古舘いちろうさんの「報道ステーション」(本日放送分)さんからも密着取材を受けました。
いずれにしても、今日が党再生のスタートです。明日には小沢さんから、新執行部の人選についての発表があるとのこと。小沢新執行部のもと、一議員として全力で頑張っていきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
小沢代表の下、しっかりと頑張ってください。
小沢代表がどのように民主党を引っ張っていくか楽しみです。壊し屋とか今のイメージは過去のもの。今そうなってはいけないというのは代表本人もわかっておられるはずです。わかっていなければ民主党はつぶれ、小沢代表の政治生命も絶たれる。ココは長期政権で小沢代表に引っ張っていってもらいたいものです。
今日がバラエティー番組初出演の放送の日ですね。楽しみに拝見します。
拝見しました。さすが議員さんだなぁと思うくらいの発言でしたね。でもこの放送も民主党の代表の事が聞かれてましたが議員の中から小沢の小の字も出ていなかったような・・・。それは別としてダブル佐賀出身議員の発言はよかったと思いますよ。
原口議員に代表候補に手上げないのといわれているのにはさすがにビックリしました。最後に笑いの方に引っ張るのはテレビ慣れしている議員だと思いましたが・・・。
頑張れ民主!