今日は、朝8時から党の金融政策検証委員会の会合に出席。その後9時から夕方6時半まで行政改革特別委員会において行革推進法案の審議。長時間にわたるマラソン審議でした。
その間、昼に両院議員総会が開催され小沢新執行部が承認されました。(写真)
お昼の時間、短時間ではありましたが、ロサンジェルスで事業をやっていらっしゃるご夫婦と久しぶりにお会いしました。このご夫婦、私が13年前に当時の大蔵省から米国留学に送られて、異国の地ロサンジェルスに始めて降り立ったときに、友人の紹介で知り合った方です。
初めて海外生活を始めて右も左もわからない、英語もあまりうまくなかった私が、ロサンジェルスで生活を立ち上げるときに、いろいろ相談にのってくださった方です。
今でも忘れません。ロスに到着して2日目。まだホテルからどこに出かけていいかもわからないところで、夕刻仕事が終わって立ち寄ってくださって、「これから我が家で食事しながらお話ししませんか」と誘ってくださいました。全く未知の土地で初対面の方にこんなに親切にしてもらえるものかと、その暖かさが心にしみました。
いま思うと、あの時が私の国際社会とのつがなりの第一歩でした。このご夫婦は私の第一歩を優しく助けてくださったわけです。
夜にも懐かしい仲間と久しぶりに会いました。5年前に2年間赴任した在インドネシア日本大使館での当時の大使、飯村大使とそのときの仲間たちとの会合でした。
インドネシアでは飯村大使や仲間たちとともに、インドネシアの経済が経済危機から復興できるようにと、本当によく働きました。そして仕事が終わった後は、みんなで集まってお酒を飲んだりして、異国での仕事や生活のストレスを発散しました。
インドネシアは貧富の格差の大きな国です。休日に外国人がよく行くような高級ショッピングセンターに行くと、インドネシアの大事業家のこどもたちが贅沢に遊んでいる。しかしその外では、一日せいぜい百円程度の食費で暮らしている貧しい人たちがあふれている。
そんな社会を目の当たりにして、いかに既得権益のはびこる、格差の固定化した社会が人々を苦しめるか、いやというほど見せつけられました。
それを何とかすることに少しでも役に立てばと、インドネシアでは一生懸命働きました。またその頃、よく考えてみると日本でも同じような既得権益とそのために不平等な扱いを受ける人たちの存在があることに思い至りました。それがその2年後、私が政治の世界に転じることを決意したきっかけのひとつになっていることは間違いありません。
そんなことを思い出しながら、自分の原点を改めて振り返った一日でした。
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