今日は、未明から朝にかけて、昨日からの衆議院本会議での予算案の審議などが続けられました。
冒頭、我々野党側からの予算委員会委員長解任動議などについての採決を行ったので、予算案自体の採決が終了したのは朝の4時頃。長い長い一日でした。
明け方に宿舎にもどって少し仮眠をとったあと、午前中の便で佐賀に戻りました。
佐賀で午後から会議を行った後、夕刻から夜にかけては、嬉野市で「春の集い」を開催し(写真)、そして鹿島市で開催されていた白石高校OBの方々の会合に参加したあと、最後は三日月町で近所の方々が集まっていらっしゃった寄り合いに少しだけ顔を出して、これまた長い一日を終了。
ところで、昨日の衆議院予算委員会で予算案が与党によって強行採決されたことに対して、マスコミにおいてどのような報道振りがなされるだろうか、また世論がどのように反応しているだろうか、ということが大変気になっていたのですが、今日見た感じでは、あまり問題視しない、という雰囲気にも見えます。
国会の中で議論していた我々の側から見ると、例年に比べて4分の3程度と、極めて少ない審議時間で予算案の採決を強行したということは、与党側の「数の横暴」と言わざるをえないという風に思ってしまうのですが、あくまでもそれは国会の中の内輪の感覚なのかもしれません。確かに私自身、今朝の明け方まで本会議場にて、長い長い本会議審議に参加しながら、「これって国民の皆さんが関心を持っていることなんだろうか」という思いにとらわれました。
今回のように強行採決すること自体が、あまり問題視されないようであるとすれば、おそらく来年以降も日程的にきつくなってくると、与党側は同じような対応をとってくると思われます。
そうなるとすると、我々野党側としては、どのようなやり方で予算委員会審議においてぶつかっていくのか、闘い方の見直しが必要になるかもしれません。
最近のこのブログに対して投稿いただいたコメントにもあるように、肝心なことは、議論を通じて、「ああ民主党が主張していることもなるほどだな、与党の言い分がおかしいな」と自然に国民の皆さんに思ってもらえるような論点の選定なり、議論の立て方ができるか、だろうと思います。
国会審議というのは地味なもので、それ自体国民の皆さんの注目を鋭く集めるということはあまりありません(何か大きな事件があったときなどは別ですが)。その中で、我々が国会で訴えることに関心を持ってもらって、かつ「ああなるほど」と思ってもらえるようには、どのようにしていったらいいのか、新たな模索が始まるような予感がします。
コメント
コメント一覧 (2件)
今回の国会では野党には失望しました与党の採決に反対なら内閣不信任案など徹底的に戦ってほしかった途中で野党第一党の党首が不在になり腰砕け状態こんなことで本当に政権交代出来るですか
う~ん、なぜ伊藤財務金融委員会委員長の解任決議案を引っ込めることを、本会議審議の途中で与党と合意して、明け方に及ぶ審議を打ち切ったのか、私もよくわかりません。なぜだろう・・・・