今日は、午前中、事務所で執務を行った後、お昼から一昨日の福田新総理の所信表明演説に対しての代表質問が、衆議院本会議場において行われました。
民主党からは鳩山幹事長、長妻昭議員が質問に立ちました。鳩山幹事長は福田新総理の政策全体の方向性についての大局的な質問。
それに対して、長妻昭議員は、冒頭から具体的な中身で、まずは年金の問題について、「消えた年金」問題への対応、年金の制度そのものの問題について質問。さらに続いて、税金のムダ遣いについての突っ込んだ質問が次々に繰り出されます。
長妻氏は最近、HAT-KZ(ハットカズ)という語呂合わせのような言葉で、この政府与党のムダ遣いの実態を明らかにしていこうとしています。
Hは「ひもつき補助金」、Aは「天下りのあっせん」、Tは「特別会計」、Kは「官製談合」、Zは「随意契約」。
「特別会計」や政府の関係法人など、予算の規律の弱い不透明性の高い分野で、「ひもつき補助金」を供給する見返りとして、「天下りのあっせん」を通じて、天下り公務員を送り込む。送り込まれた先との関係では、「官製談合」が行われ、税金が水ぶくれした形で費消される。また競争入札ではなく「随意契約」が行われることによって、さらに必要以上の予算が使われてしまう。
このように、これらHAT-KZがひとつのサイクルとして、現在の政府与党が構築している税金のムダ遣いの構図です。
今日の代表質問を皮切りとして、本格的な国会論戦がスタートします。その中で、さらに税金のムダ遣いに関する議論を深めていきたいと思います。
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