今日は、各地で地域の運動会がたくさん行われた一日。雨模様になるかな、と思われたのですが、結局雨も降らず、そんなに暑くもない中で、地域の皆さんが集われているところに、私もご挨拶にあがりました。
ところで、私の選挙区においては、今般までの市町村合併のうねりの中で、まだ合併を行っていない町が三つあります。今日の活動の中でも、その中のある町の行政の方々とお話しをしていると、「合併をしたほうがいいのでしょうか」という、心の底からの悩みを語られていました。
自分の町だけで現状以上の合理化努力はなかなか難しくなってきているけれど、合併してきた市町村などの現状を見ていると、合併してよかった、と市民、町民が言えるような状態になっているかというと、そうでもなさそうだし・・・・・といったような悩みの言葉でした。
確かに今般の市町村の合併においては、そのメリットを実感できるようにはなかなかなっていないのが実情だと思います。その最大の理由は、いつもの私の持論ですが、地方への抜本的な権限、財源の分権が、合併と並行して進んでいないからです。
合併して地理的には大きな行政単位となったけれど、それに見合う形で権限や財源が国から委譲されていない。だから、実質的に市民サービスを創意工夫の上向上させてようとしても、それがなかなかままならない。特に周辺に位置する集落への対応の問題は深刻です。
上記のような差し迫った悩みを抱えていらっしゃる行政の最前線に皆さんに対して、「地方分権が根本なんです」と言っても迂遠な感じで受け取られたかもしれませんが、やはり本質はそこにあると思うのです。
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