このテロ特措法関係の審議に、大きな影響を与えそうな問題が飛び出してきています。ひとつは防衛省の担当官が米国への給油量を誤って報告していたのを隠蔽していた問題、そして前防衛省次官の守屋氏が、多数回にわたり、軍需産業の人間からゴルフの供応を受けていたという問題です。
この守屋氏の問題について、私は驚きを禁じ得ません。10年以上前のことですが、私が働いていた大蔵省は、多くの接待問題が表面化し、国民の皆さんの信認を失いました。それを受けて、公務員倫理規定などの仕組みが整備され、公務員として「公務の公正性」を疑われることのないよう、制度作りが行われました。
その仕組みが全く守られていなかったというのが、この守屋氏の事例です。少し前には厚生労働省の元地方局長が親戚の関連事業者から、長きにわたって経済的な利益を提供されていたという問題も発生しました。これらの事例においては、公務員の世界の規律確立がいかにうまくいっていないかが明らかに示されています。しかも、防衛施設庁においてはほんの一年半前に、受注業者との間の官製談合問題が表面化し、再発防止を含めた徹底的な対応が求められていたのですが・・・・・・
かつて公務員として働いた者として、大変残念です。
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先輩を、見習っているという事は、ないですか?善悪の判断ぐらいできると思いますが、先輩がヤっていると、自分もとなるのでは?正常の感覚が、マヒしているかも?