パキスタンにおいて、1月8日の総選挙日を目の前にして、ベナジル・ブット元首相が暗殺されました。
ムシャラフ大統領とブット氏の協力の下、次期政権における枠組みが作られようとしていた中だけに大きな衝撃です。
これによって、今後のパキスタンにおける政情安定化にむけての方向感が著しく不透明になってきました。
世界における核技術の拡散に、パキスタンは大きな影響を与えてきました。カーン博士による核の闇市場は世界に広く知られています。
パキスタンの政情の不安定化が、世界における核の不規則な拡散という形でさらに世界全体に不安の芽を広げていってしまうのではないかと、私は強く危惧しています。
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