第169回国会、いわゆる通常国会が今日からスタートしました。
3月31日までに結論を出さなければならない予算案、予算関連法案ともに議論がはじまります。冒頭は福田総理による施政方針演説などが行われました。これを受けて、来週冒頭から各党からの代表質問が行われます。
福田総理の、秋の臨時国会での所信表明演説は具体論に欠けるものだったということをこのブログにも書きました。今回の演説はどうかと、みんなが注目しましたが、やはり全体的に具体性を欠く内容だったと思います。
来週の代表質問に続いて、19年度補正予算案等の審議、そして20年度予算案等の審議と続きます。注目の揮発油税暫定税率を含む、租税特別措置法案などの予算関連法案の審議を、与党はどのようなタイミングでそして態様で行ってこようとするのか。
今のところ例年より早く、1月末までには法案を国会提出して、その後急いで、例えば予算案審議を夕刻までやったあと、夜に財務金融委員会で審議する(いわゆる「夜なべ」)ことも考えているといった噂もあります。
しかし、これをやられると、質問する私たち野党側としては、ろくな準備もできないので十分な質問が出来ません。もし本当に与党がこんな国会運営をしてくるとすると、冒頭から大変荒れた国会となるでしょう。
衆参で多数党の異なるこの国会での予算審議。全く新たな経験を与野党ともしています。お互い手探りの状態で、先の見えない国会運営が冒頭から続くことになります。
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