今朝4時7分。自衛隊のイージス艦が漁船と衝突するという事件が発生しました。行方不明の方々の安否、そしてなぜ衝突を避けられなかったのか。国会に衝撃が走りました。
そんな中、これまで道路特定財源、暫定税率の見直し問題については、もっぱら予算委員会にて審議が行われてきましたが、今日からついに、担当委員会である、衆議院財務金融委員会での審議入り。
午後の本会議で提案理由説明、代表質問が行われた後、今日の午後ただちに委員会での審議が開始しました。
ところが委員会の冒頭から審議は混乱。なぜなら、政府が今後10年間特定財源制度、暫定税率を維持することの根拠としている、59兆円の道路建設計画について、財務大臣自身が、財務省がこの道路建設計画を十分精査していないと述べたからです。
これまで予算委員会においても、この59兆円にのぼる道路建設計画のあやふやさについては、かなり明らかになってきましたが、今日の財務大臣の答弁はあからさまにそのことを裏付けるものであり、やや驚きでもあります。
本当に59兆円も必要かどうかは精査しないまま、これを建設するのにとにかく必要だから、道路特定財源・暫定税率は残してくれ、というのが政府・与党の言い分ですが、これは納税者としのて感覚には合いません。
今後さらに議論は深まります。
コメント
コメント一覧 (2件)
どういう口実付けようとも、サボりはサボりですよ。
民主党の素晴らしき案が具現化するのを昼寝しながら、期待せず、気長に待っています。
いっそすべて無税にして、倹約だけで国家運営することを党方針にしたら如何?
道路財源の集中審議が行われている21日の衆議院予算委員会の議論を聞いていると、国土交通大臣の認識に疑問を持つ。とりわけ、「社会資本整備審議会に諮り、公平、透明に・・・」という趣旨の発言が何度か出てくる。
審議会に諮ると公平、透明になると本気で思っている人は官僚でもいないのではないだろうか?
そうした感覚から治していかないと、公平、透明な予算配分などいつまでたっても出来ないと思う。