日本にある米国商工会議所の会頭、チャールズ・レイク氏が訪問してくれました。(写真)
レイク氏は、今は米国商工会議所の会頭として、米国と日本の間のビジネスの架け橋として活躍中ですが、かつては米国通商代表部(USTR)において、日本を主に担当する専門家として、日米間のいろんな金融問題、特に日米保険協議などにおいて辣腕を発揮した人物です。
私も、財務省で国際金融を担当しているときに会議で一緒に働いたことがありました。激しい議論が交わされ、会議の中で私の上司が、彼が出してきた米国提案を「私がハーバードの教授なら君のこの提案は『落第点』だ」などと挑発気味に言い放って、マスコミの話題を呼んだこともありました。
今日の議題は、日本の金融資本市場を活性化について。世界の中で優勢な立場を失いつつある日本の金融資本市場をどうやって再び活性化してくか、意見交換にやってきたのです。
幸いにして、今回国会で議論されている金融商品取引法の改正案など、日本の金融をどのようにして高度化していくかという課題については、党派によって偏ることなく、超党派で議論していくことが可能な分野だと私は思っています。
イデオロギーよりも、政策としてしっかりしていることが求められる分野であり、法律を作る国会議員としても腕の見せ所という面もあります。
世界のどこからくる提言でも、日本のため、世界のために良いと思われる施策はどんどんとりいれていかなければなりません。もちろん、日本としても世界に対して、言うべきことは言い、自己主張もどんどんしていかなければ、世界の金融資本市場での存在感は確保できません。
国際会議では激しくやりあいながら、そして会議外ではフランクに。いい付き合いのできる仲間です。
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