諫早湾干拓問題。先週金曜日に佐賀地裁での判決が出たあと初めて、今日、漁業者、弁護団などの皆さんとともに、農水省を訪問しました。
開門せよとの判決が出たこの時期に、是非若林大臣本人と会って、漁業者の生活の生の声を聞いて欲しい、そしてその上で控訴しないで開門して欲しい、その思いを届けたいという、漁業者の皆さんの切なる願いが満ちています。
ところが、午前11時に設定されていた会議では、予想通り大臣は姿を現さない。担当課長が「皆さんのご意見は私が上に伝えます」と繰り返すのみ。担当課長とはこれまでも何度もこのやり取りで終わってきていました。
「大臣が少しでも時間がとれないか、確認だけでもして下さい。いくらでも待ちますから」 何としても大臣に直接伝えたいという思いでねばりにねばり、その結果、やっと、午後3時15分から15分間、大臣が面会する、という約束がとりつけられました。
漁業者の皆さんが切に願っていらっしゃった大臣への直接面会。面会では、漁業者の皆さんが、今の有明海がどんなに深刻な状況になっているか、切々と訴えられました。その言葉は大臣の胸にもひびいていると思います。
大臣からの発言としては、「今判決の内容を分析しているところ。これからいろいろな地域の方々のお話しを聞いて、総合的に検討したい。その上で、訴訟に関係する他の機関とも協議したい。」とのことでした。今のところの公式見解が述べられたということです。
控訴期限は7月11日。若林大臣は「10日までには」と言っています。あと数日、世論に訴える有効な運動を行っていかなければなりません。多くの皆さんに、応援をお願いし、知恵を貸していただきたいと思います。
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