「民主党はなぜ反対ばっかりするのか。与党と話し合えることころは話し合ってやるべきではないか」 地元の会合で頻繁に言われるご意見です。
これに対して、私はいつも説明します。「国会に毎年出てくる百数十本の法律案のうち、大部分は民主党も自民党と話し合って折り合いをつけ、賛成して法律を通しているんです。だから国の政府は動いているんですよ。一部のどうしても賛成できない法律案にだけ、反対をして対案を出しているんです」と。
そういうと皆さん、「あ~そういうわけか」 と納得してくださいます。
今日の夜の会合でも、同じような議論があって、「例えば昨日、衆議院本会議で、海賊対処法案など3法案に私たちが反対して与党の3分の2多数で再可決したときでも、その他に法律案3本、賛成して通したんですよ」と説明すると、「え~そうだったのか」というわけです。
確かに報道等では、反対している案件が多く取り上げられますから、「反対ばかりしている」という認識になるのかもしれません。それを、ひとつひとつ地道に会合の中で説明していくのですが、なかなか気の遠くなるような作業です。何か妙案はないものでしょうか・・・・・・
コメント
コメント一覧 (4件)
朝鮮人の身分証明書の携帯義務撤廃にも賛成したしね。
あれは民主党さんからの案でしたか。
失礼しました。
地元での地道な会合での説明もですが、法案に関する結果報告を1週間分まとめてでもいいので、こちらのブログに明記されては如何ですか?
ネットを利用されない方も多いとは思いますが、その分ネット利用者が口コミで話題として広めてくれるのではないでしょうか?
以前からこちらにお願いしたかったことの1つでしたし、更に、民主党さんのマニュフェストや法案・政策など、それら1つ1つに対する大串さん個人の考えなどを書いて頂けると大串さんの視点がよくわかるように思うのですが…。
ご一考下さると有難いです。
改正農地法通りましたね。日本の農業の行く末が不安です。農業は元々効率の悪い産業ですよ効率優先で企業参入を認めたら私達は安心して安全な美味い米が食べて行けるのだろうか?外国の企業が参入して全部本国に輸出とか有り得ませんか?
「与党と話しあえるところは話しあっていくべきでは」という地元の方々の感想は、盲目的民主党信者を除く全ての国民の感想でしょう。大串議員が言ったような法案の絶対数の問題ではありません。反対の中身の問題です。民主党なりの明確なビジョンを持っての反対か、単に与党との対立軸を作る為、政局の為の反対かという問題です。民主党は予算案にことごとく反対していますが、これはまあ前者でしょう。しかしそれ以外の反対例について、地元の方々には後者が目についたということです。
海賊対処法案だって元はと言えば民主党長島氏が「海賊対策は海保では無理なのでは?」と質問したところから出た話で、当時幹事長だった鳩山氏も、始めは賛意を示していました。それが手のひらを返して反対、民主党はこのパターンが多いのです。
共謀罪の時もそうでした。民主党の出した対案を、与党は全て受け入れて法案を修正したのに、民主党はその修正法案に反対しました。
昨年の新テロ特措法の時もそう。衆院審議中は、終われば麻生総理が解散すると見て協力したものの、年内解散がないとわかった途端手のひらを返し、法案は例によって参院で2ヶ月放置です。
少なくともここに私が挙げた3例は、大串議員の言う「どうしても賛成できない法案」とは思えませんね。