国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP15)は、いよいよ最終盤を迎え、首脳レベルでの交渉が本格化しています。
私も経験がありますが、このような国際会議は、通常最後の最後になって、本格交渉の機運が高まって、議論が詰まっていくものです。それまでの段階においても、交渉担当者は懸命に交渉するのですが、なかなか進進まないことが往々にしてあります。
ところが、会議を閉じるタイミングが近づいてきて、「本当に合意できなくていいのいか」という状況になってきたところで、それまで各国とも切ることのできなかった譲歩のカードを少しずつ切りだして、交渉が進む可能性がでてくるわけです。
先進国と途上国間、あるいは先進国同士の間、途上国同士の間でも、それぞれ立場の違いが大きい状況であるだけに、何がしかの合意を得ていくことは容易なことではありませんが、是非成果を生み出してもらいたいと思います。
ところで、私の方はというと、予算編成も同じく最終盤。収束する方向にむけて舵を切っています。そういう交渉段階に入ってきていることを、相手省庁の政務三役と折衝している中でも感じます。

