これまでの国有財産行政はこれでよかったのか。そういう思いの中で、民主党らしい国有財産管理のあり方を目指して、検討を進めています。
そのポイントは、「役所の外から知恵を借りること」。
これまで、国有地をはじめとした国有財産については、とにかく売却することをひとつの柱として方針を立ててきました。しかしそれでよかったのか。
収益性が極めて高いことが明らかな土地は、民間企業の利用を得る形で貸し出す方がより高いリターンが得られたのではないか。あるいは地方公共団体、福祉団体などの目から見て、子育て、高齢者対策など福祉の面で有効活用できる国有財産があれば、それらの目的のための施設が大変不足する中、有効な転用・活用先が見つかるのではないか。
そんな思いから、まずは有識者の皆さんからできるだけたくさん意見を聞かせてもらう取り組み(ヒアリング)を始めています。
「外から知恵を借りる」わけですから、そのヒアリングの席はマスコミの皆さんにもフルオープン。その他にも、記者発表しかつ、ネット上でも、全国民の皆さんから国有財産の管理のあり方について「こうすべし」という提案があれば、どんどん頂戴したく、公開募集しています。
国有財産の関する情報公開も強化していきたいと思います。そうすれば、「こんな使い方はどうか?」といった意見も、出やすくなるのではないかと期待します。
とかく官庁の目線で行われてきたと言われる国有財産行政。これを国民目線で大きく変えていく契機となればと思っています。