お昼頃に閣議を行い意思決定を行って、その後総理の記者会見か、と思われていた、普天間問題についての今日の段取りはずれ込みました。結果として夜に閣議。そして総理の記者会見。
沖縄に集中する米軍基地受け入れの負担。日米安保による国の安全は享受したいが、その負担は・・・・・・という日本の抱える問題が、私たち国民の前に大きく立ちはだかります。
佐賀県佐賀市の南部に川副町という町があります。有明海に面した干拓地を広く抱える町で、その南端、まさに有明海に面するところに佐賀空港があります。
「佐賀空港に米軍基地を持ってくればよかとやなかね。干拓地だし土地もあるばい。地元の振興にもつながる」 川副町から離れた地域ではこのような声を聞くこともあります。社民党のある国会議員がこの空港を訪れ、「ベストロケーションだ」と言ったこともあります。しかし、川副町をはじめ近隣に至れば、「反対」という声が強いのが事実です。
「平和」はみんなが享受できる「公共財」です。それを作り出すために誰が負担を負うのか。日本は、日米安保のもとで、「自前の軍隊」「税金」という形での国の安全のための負担は軽減することができています。しかし、米軍基地をどこが受け入れるかという「負担」の問題は、やはり存在します。
日本国民全員が正対しなければならない問題です。

