今日も一日、報道の方々からは「経済対策についての総理からの指示は出たんですか?」との問い合わせが続きます。その一方で、今日、野田財務大臣から、菅総理に対して、経済などの状況について報告がなされ、引き続き状況をよくウォッチすることになっています。
経済の状況については、大変慎重に検証していかなければならないし、もちろん、必要な場合にはしっかりした策を打っていくことが必要です。
その際に、いつも「景気対策に○○兆円」と言った見出しが報道に取り上げられるのですが、もちろんこのような財政面での経済対策の効果を否定するものではありませんが、むしろ、大胆な規制・制度の改革で、経済構造自体を変革し、成長産業を作り出していくという姿勢ももっと必要なのではないかと思います。
この長期にわたるデフレ状況。金融政策による対応が必要であることももちろんですが、日本経済全体が、世界的な競争状況の中で競争力を失っていることも確か。経済・社会の構造を変えていくことで、さらに伸びていく領域を作り出すという、攻めの姿勢が絶対に必要です。
まさに知恵の出し所。しがらみのない民主党だからこそ、既存の権益にとらわれない発想からの規制・制度の見直しができるはず。私たちの責任は重いと思います。

