待ったなしの経済対策。今日、民主党としての、経済対策・補正予算案についての考え方をまとめました。
8月半ば以降円高が顕著になってきてから、8月末に9000億円規模の経済対策をとりまとめ、さらに今回5兆円弱規模の対策をとりまとめたわけですから、私たちとしては、できるだけ迅速にできる限りの対応を打ち出してきているつもりです。
民主党からの経済対策・補正予算案について、「外為資金の有効活用、国家ファンドの検討」といういことが盛り込まれていますが、私はこれは、拙速に走るのではなく十分な検討を加えるべきだと思っています。
もちろん、外為資金の有効活用、国家ファンドといった考え方自体を頭から否定するわけではありません。問題は、おそらく相当程度の(金額面での)規模となるでしょうから、これを運用していく上での、きっちりしたガバナンスの仕組みを伴わなければならないということです。
例えば国家ファンドを作ったとして、その運用のあり方が、不透明な政治の横やりで決まってしまうようなものであってはならないし、会計のあり方が「特別会計」のような「離れですきやき」と言われてしまうような不明なものでもいけません。
透明でかつ、真に国民のために機能するのようなガバナンスの仕組みが大切です。
今のところ、そこまで頭がまわった上での議論とはなっていないようなので、さらに検討を深くしていかなければなりません。