さて、10月も後半に入ってきました。国の仕事のスケジュールからすると、年末に向けて、予算編成作業が次第に本格化していく時期です。
先にも書きましたが、政策調査会副会長として「予算編成」を担当することになりました。その立場から、年末に向けた予算編成作業のスケジュールなどについて玄葉政調会長らとの議論がそろそろ具体化していきます。
年末に予算編成をきちんと終えるべく、色んな段取りをひとつひとつ打ち合わせていきます。昨年と同じような作業だなと、思う反面、昨年と決定的に違うのは、今年の場合は、野党とどのように考えをすり合わせるか、という論点が今のうちからあること。
ねじれ国会という現実を踏まえれば、3月末にどのようにして予算案を国会を通していくかということを強烈に意識して仕事を進めていかざるを得ません。それを考えると極端なことを言うようですが、秋の予算編成作業のうちから、予算案の内容について野党とのすり合わせを行っていくことを考えないわけにはいかないのです。
この点は、去年とも全く違うし、おそらくこれまで何年と行われてきた予算編成とは本質的に異なる点です。この面での戦略、シナリオをどう考えていくか。予算を通すという、政権の生命線とも言える仕事の舵取りに、玄葉会長との打ち合わせも緊張感が漂います。もちろん私の心にも緊張感が漂います。