社会保障と税の抜本改革調査会の議論が、今日からいよいよ年金分野に入りました。
今日、まずはこれまでの民主党の年金改革案を「おさらい」して、これからさらに詰めて検討していくべき点などを洗い出し始めました。
「洗い出し始めました」、という段階なので、まだまだ議論するべき論点が多いのが実感です。
さらには、もともと民主党がマニフェストに示していた年金改革案は、改革が完了した段階の姿を示すものです。
実際には、年金制度を改革するには、現存の年金制度に長年加入してこられた方々もいらっしゃるわけですから、長い年月がかかります。そこで、そこ残された大きな論点としては、完全に年金制度が改革しきるまでの間の、移行期の年金制度のあり方をどうするのかという、大きな論点も残っています。これはマニフェストにおいても示されていなかった論点なので、一からの議論が必要です。
私自身は、この移行期をどうするかという論点が残っているがゆえに、逆にこのような点から、与野党の年金案の違いを乗り越えて合意案を作っていく余地があるのではないかと思っています。
議論の結果はまだ見通せませんが、連休明けも精力的に取り組んでいきます。