連日、社会保障と税の抜本改革の議論。
今日の朝に政府与党成案決定会合を開き、これまでの議論を受けて修正を加えた「社会保障・税一体改革成案(案)」について、午後、党の調査会でも総会を開催し議論しました。
会の数時間前に、「午後1時から」という時間が、参議院における復興特別委員会の集中審議(民主党質疑)と重なってしまったことから、参議院の皆さんから意見が出され、急きょ、会の時間を午後1時、午後2時半と2段重ねで開催することになるというドタバタ付きで開催した総会でした。
さて、その総会。皆さんから多くの意見が出され、これまでの議論にもあったように、景気と消費税引き上げとの関係、デフレ下において消費税を引き上げることの是非といったところは、中心的な論点。さらに、まずは震災対応ではないか、震災復興を行った上で消費税を考えるべきではないかといった意見。また、菅総理が退陣しようとしているこの時点で、これを決めることはいかがなものかといった意見。社会保障改革の内容に踏み込んだ意見も・・・・・
どれもそれぞれの立場から真摯な思いでの意見であり、議論は熱を帯びます。
全体での意見のとりまとめがいかに困難か、司会をしている私の目の前に強烈にあらわれてきます。
結局、3時間にわたる長時間総会。今日出された意見を受け止めて、さらに考えるということで議論を引き取りました。
「はあ~」と息をつく間もなく、今後の取り進め方を関係者と議論。事務局長としての役割がこれからだ大事なところです。皆さんの意見を全てきちんと受け止めて、どのような方向であれば、概ねの意見の集約ができるのか、あるいはできないのか。「案」文にこめるひとつひとつの文章、表現、さらには単語、言葉使いまで慎重に検証し、考えていかなければなりません。
さて、次回は来週月曜日午後。今度も激しい議論となることは必定。
国民生活に大変大きな影響を与える「社会保障と消費税」の議論であり、これまでの政治の歴史の中で、政局の動きに極めて大きな影響を与えてきた論点です。ですから、時間をじっくりかけた、熱い熱い議論になることは当然です。このような議論を、いずれの結果であるにせよ乗り越えていくのが与党としての役割だと、私は思っています。
事務局長として、誠実に議論に向き合い、党としてプラスの結果が出せるように、最後まで頑張っていきたいと思います。