社会保障と税の抜本改革の議論については、今日、6月20日は、もともと内閣が成案を閣議決定したいとしていた日。
この日のとりまとめに向けて、今日、党の調査会総会を開いて、議論をさらに行いましたが、消費税については慎重論が多く、今日中のとりまとめは見送ることとなりました。
消費税についての慎重論の理由としては、「税金の無駄遣い排除をまず徹底的に行うことをもっと明確化するべき」「経済が具体的に好転することを条件にするべき」といった意見が多く、これらから、2015年に10%までの引き上げを提唱していることにも「見直すべき」という意見が出されました。いずれも傾聴に値する意見です。
今日、とりまとめができなかったことについては、残念ではありますが、私はこれまで長い議論をしてきて、成果も見られると思っています。
これまで、私たち民主党は、ここまでじっくり、党を挙げて消費税の議論を行うということは行ってきませんでした。今回は、昨年の9月から、約10カ月にわたって、50回あまりの総会を開いて社会保障と税の問題を議論してきました。
この結果、具体論についての意見の隔たりはまだあっても、慎重派の人たちからも「いずれかの時点では消費税を引き上げなければならないことはみんな理解している」といった発言が相次いでいます。
このような点は、これまでの議論の成果として、何とか具体化していきたいと思います。さらに議論です。