夏に、電力の最大需要期を迎えるのはいつ頃か。それは梅雨明け直後の、かーっと暑くなる頃だそうです。
玄海原発の2号機、3号機の再稼働問題についても、この梅雨明け後の電力最大需要期を安定的に乗り切れるようにという発想があったと思います。再稼働を決定した後、発電の出力が最大まで上がるのに10日以上かかると言われていて、これらから逆算すると、再稼働の決定が急がれるという考えだったと思います。
新たにストレステストを用いることを菅総理が表明したことで、再稼働の決定時期は先送りされることがほぼ確定しました。さらに今日、九州北部は梅雨明けが宣言され、こちらの面からも、夏の最大需要期には再稼働は間に合わないことが明らかになりました。
これらのことからも、いずれにしても、まずは落ち着いて安全性についての確認を行うべきということが言えます。



