今日の衆議院農林水産委員会で、「有明海及び八代海を再生するための特別措置に関する法律の一部を改正する法律案」が全会一致で可決されました。
諫早湾干拓事業によって異変を生じた有明海の状況を調査し、また有明海の漁業に対して十分な支援策をとることを盛り込んだ、いわゆる「有明海特措法」です。
今年度で、支援事業への補助率のかさ上げ措置の期限が切れることになっており、これを延長することなどを内容とする改正法案を今日可決したわけです。
諫早湾干拓事業の影響を受けた有明海を再生していくためには、もちろん諫早湾干拓の開門を実現すること、これを第一義の目標としつつ、もう一方で本法律による支援措置によって、この間支えていく必要があります。
「宝の海有明海」を取り戻すためには、まだまだ長い道のりがあることは明らか。今日の改正法案可決はその一歩です。しかし重要な一歩です。