米国政府と議会において続いていた、公的債務上限の引き上げの交渉について、民主党と共和党との間で、8月2日のデッドラインぎりぎりのところで合意が成立したというニュースが飛び込んできました。
これを受けて、株式市場は反発、為替市場も円安に振れるなどの反応が出ています。
米国与野党の合意ができたことは、大変よかったと思います。しかし、問題はその実行。
何せ、今後10年間で財政赤字2.5兆ドルを削減するという条件ですから、この条件をクリアするのは並大抵のことではないように思われます。今日の日経新聞の夕刊に、この財政赤字削減規模を日本の場合に置き換えると、10年間で60兆円の財政赤字削減に相当するとのこと。つまり年間6兆円の赤字削減を、これから毎年10年間行っていくという計算になります。
毎年1兆円強の社会保障費自然増を、予算にのみこんでいくことすら、大変な思いで取り組んできている日本の目から見て、6兆円とは一体どうやって実行していくのだろうという思いが、率直なところです。
今日の衆議院財務金融委員会の理事懇談会でも、皆さんの口から、「大変な数字だな」という感想が漏れていました。
この合意内容を評価するには、その実行の見通しも含めて、もう少し情報が必要のように思います。