昨年まで、私が務めたのは財務省の政務官。今回は、内閣府の政務官。その違いは、一省庁を担当しているのか(財務省)、それとも他省庁を担当している(内閣府)のか。
縦割りの性格が強い日本の官僚機構に対して、省庁横断の調整をその任務とする内閣府での仕事を担当して数週間になりますが、なるほど、縦割りに対して、省庁横断の仕事は違うものだなと思います。
省庁横断で見てみると、同じ課題に対してでも各省庁の見方やスタンスの違いがよく見えます。同じ政府内でも省庁が異なるとここまでスタンスが違うのかと思うほど。
まさにそのような省庁間の差異を踏まえながら政策の優先順位付けをし、整理していくのが内閣府の役目。それは、官僚主導とは程遠いまさに政治の判断の世界です。
自然体でも政治主導が必要となるわけです。