鹿野農水大臣が、佐賀を訪問しました。私も朝から一連の会合に同行しました。
かねてから佐賀を訪問し、有明海の現状を見てもらうように要請していたものです。国会会期中は難しいと言われていたところですが、1月からの予算案審議が終了した直後の週末に、さっそく佐賀に来てくれたという点については、事の重要性を踏まえてくれてのことと思います。
今回の一連の会合では、有明海の深刻な漁業被害の状況を見てもらう、聞いてもらうことと同時に、諫早湾開門に向けて、その開門の時期、開門の方法について、佐賀県としての思いを受け止めてもらうことが重要でした。
まず開門の時期については、25年12月までに開門をしなければならないという裁判上の義務を踏まえながら、ノリの漁期等を勘案して一刻も早い開門を実現することです。そして開門方法については、制限開門だけではなく、最終的には全開門を実現していくことです。
これらの点について、私たちとしての考えを、漁民、行政関係者から強く述べました。その声は鹿野大臣の胸にしっかりと届いたことと思います。