中国での対日デモの拡大が、非常に懸念されます。日本に対する反感の高まりを適切にコントロールできるのか、気になるところです。
一部の群衆が激昂する形で、日本に関わるものに危害を加えようとする動きは断じて看過できませんし、政府としては、まずは中国国内の邦人の安全確保を確実に図らなければなりません。この点は中国政府にも厳重に求めていかなければなりません。
私も、十年強ほどまえ、政治情勢・社会情勢とも極めて不安定な中インドネシア・ジャカルタの日本大使館において外交官として勤務しましたので、今現地の外交当局が直面している高い緊張感は容易に想像できます。
日本の主張を適切に行いながら、事態を早期に鎮静化させる重い責務を、私たち政府は負っています。
なお、そんな中、新しい中国大使として発令を受けたばかりの西宮大使が逝去されました。優秀な外交官であっただけに大変残念です。心からお悔やみを申し上げたいと思います。


