TPPが次期総選挙の争点となるか、色々な報道を受け注目されています。
今日、野田総理は、福岡でのぶらさがり取材で、概ね以下のような発言をしました。
・TPP、日中韓自由貿易協定、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を同時並行的に追求していきます。
・このことを次期マニフェストに書くことになると思います。
前者は、これまでと変わりないスタンスです。所信表明演説をはじめ、ずっと言ってきています。そして、後者では、そのことを次期マニフェストに書くということを言いました。すなわち、「これまでと変わらないスタンスを次期マニフェストに書く」という趣旨のことを述べたわけです。
ところが、各種報道では、あたかも今日総理が、TPPについて一歩踏み込んで次期マニフェストに書くことを表明したかのような報道内容になっています。
これまでの総理の一貫した発言を、ちゃんと知った上で報道しているのかな?と首をかしげざるを得ません。総理のこれまでの発言をきちんと知った上で報道する、これは報道する側の基本ではないでしょうか。