昨日、0増5減と定数削減の問題について書きましたが、もう一度。
昨年11月当時の野田総理と安倍自民党総裁との間で、今通常国会において国会議員が身を切る改革、すなわち定数削減を行うという約束で、衆議院解散を決めました。
なぜ野田総理がこれにこだわったか。それは、社会保障と税一体改革を実行し、消費税という形で国民の皆さんに負担をお願いするのであれば、国会議員が身を切るのがまずはスジだと考えたからです。私も当然だと思います。
ところが昨日まで伊吹衆議院議長の斡旋案などを通じて示された自民党側の態度は、今国会で定数削減をやる、というのではなくて、「早期に」とか、「努力する」とか、定数削減を先送りする意図が明らかなものばかりでした。
当時の野田総理と安倍自民党総裁との間の、党首討論での約束は、国民との約束でもあったと私は思います。
その約束は残念ながら踏みにじられようとしています。看過できる問題ではありません。