6日間の短期国会は今日閉会。その後の秋の臨時国会はというと、10月半ば以降招集の見通しとか。
10月半ばに国会招集するとして、会期は年末の予算編成スケジュールなどを考えると12月始め頃まででしょう。2ヶ月弱か。2ヶ月弱の国会会期というのも、各種の法案処理をしようと思えば極めて短いもの。所信表明演説、代表質問などを冒頭に行っていくことになるので、審議できる法案数は極めて限られるでしょう。
国の制度、政策は基本的には法律を基礎として動いていきます。その法律を作らないということになると、一体今の与党は何をしているんだろう、ということになります。
例えば、自民党は来年度から農業者戸別所得補償制度を見直すと言っています。しかし、上記の短期国会会期では、秋の国会にはこの見直しのための法案は出てこないでしょう。では通常国会か・・・・・そうすると農家の皆さんは来年春に向けて、どんな農政を前提に作付けを考えていけばいいのでしょうか。方針が見えないので農家の皆さんにとっては困ったことになります。
これは一例。どうも安倍総理は追及を恐れて国会を開くことにはとても消極的なようですが、国会を開かないということは、仕事をしない国政であるということです。