舛添都知事が毎日都庁に登庁して執務を行っていることが話題になっています。
一般社会では当然のことが話題になる。なぜかというと、石原都知事の頃には、知事の登庁は週に何回か、という時代が続いたということ。
10年ほど前、東京都が石原都知事肝いりの「新銀行東京」を設立しようとしていた頃、私は金融庁でその問題の担当者で、石原氏の命を受けて金融庁と折衝に来る副知事ら事務方の皆さんと何度となくやりとりをしましたが、何となく議論がスムーズに進まない。なぜかな、と思っていると、重要なことは石原都知事と相談しなければならないのだけれど、都知事と相談するための時間がなかなかとれない、そういうことでした。
週に何回かの登庁であればさもありなん。しかし、一般社会では考えづらいことでした。