視察したのは、まず間伐材などチップ化した資源を有効活用して熱利用を行っている「松阪木質バイオマス熱利用協同組合」の施設。
コスト面の問題や、木質チップの安定供給という問題から、普及には時間がかかっていますが、木質バイオマスの資源利用は環境面からも将来的に大いに期待が寄せられています。
その後、三重県における、農地中間管理機構の設立、活動に向けた取り組みについて、三重県の担当者、さらには大規模経営を行っていらっしゃる農家の方々からご意見を聞かせていただきました。
農地中間管理機構に、農地の集約という観点から期待が大きいことはわかりましたが、農地を集約した上でどのように収益を上げていくかが農家の皆さんの課題だとのこと。この点、戸別所得補償制度が今年半減、将来的には廃止されることは極めて頭の痛い問題だとの、率直な意見がありました。
農業政策は現場の声が命。私の常々の思いです。これは農林水産委員会の活動においてもしかりです。